つくばチャレンジ2007で見事完走したロボットとロボティクス学科の学生(左から小林君、岩崎君)
NHKロボコンやROBO-ONEなどロボット系のコンテストはいろいろあります。このブログの読者の中には参加されている方もいると思います。学部生の技術力や人間力向上にはとても良いと思いますが、研究テーマにはなりにくいのが問題です。
より技術的レベルの高い、大学向けのロボットに関する技術チャレンジとしてRoboCupとつくばチャレンジがあります。ここではつくばチャレンジについて簡単に説明します。
これは人間が生活する環境の中で、ロボットが確実に動き回り仕事をするための技術を促進するための技術チャレンジです。競技会ではないので順番などはつかず、あくまで研究が目的です。
第1回目のつくばチャレンジは2007年に開催されました。つくば市にある遊歩道1kmの直線コースを走破するだけの単純な課題でした。しかし、東京大学や産業技術総合研究所チームなど総勢33台のロボットが出場した中、完走できたのはわずか3台でした。それだけ、ロボットが屋外に飛び出すことは技術的に難しいということです。ちなみに、完走したのは地元筑波大学の2チームとKIT夢考房チームでした。
来週開催されるつくばチャレンジ2008にはKITから昨年完走した夢考房チームとロボティクス学科出村研究室(愛称でむけん)が参加します。夢考房チームは本命で、私のチームはプロジェクトデザインⅢ(卒研相当)の一環として参加します。学生のモチベーションと技術力を高めることが狙いです。
現地レポートもしますのでこのブログをよろしくお願いします。
出村
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