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ロボティクス学科では９月２８日（日）にKIT秋のオープンキャンパスを実施しました．多くの方に参加して頂きありがとうございました．

特別企画は，ロボティクス学科の学生が中心となって夢考房で開発したASIMOクラスのヒューマノイドロボットの展示・実演でした．その他に，昨年，開催された自律型ロボットによる公道の自動走行競技「つくばチャレンジ」で「つくば市長賞」を受賞した学生達による講演も実施しました．

今回，デモ展示したヒューマノイドロボットStella Primoは約５年前から開発が進められ，昨年，やっと脚が完成し，今年の４月に全身が苦労の末完成しました．学生の長年の夢がここに実現したのです．メカにはHondaのASIMOや産総研のPromet，NASAの火星探査ロボットにも使われているハーモニックドライブというバックラッシュのない精密な減速機を使用しています．そのため，設計・製作が難しく完成までに５年もの月日を費やしてしまいました．現時点では，ロボットの機嫌（システムの安定性）が良ければ静歩行可能であり，より高速で安定な動歩行を来年までに実現する計画です．

私が知る限り，学部生がこのような本格的なヒューマノイドを開発した例は世界でもありません．

　

時　間	内　　　　　　　　容
10:40-11:30	テーマ１：　高校時代の夢がこうして実現！未来のロボットカーを作る楽しみ 担当：　ロボティクス学科　４年　小林誠・岩崎健吾君 場所：　７号館２０２室 内容：なぜKITを志望して夢考房でプロジェクトを創設したのか、ロボットカー開発の体験談や大会で優勝したエピソード等をお話します。
11:40-12:30	テーマ２：　ASIMOクラスの人間型ロボット展示・実演　　　　　　 担当：　ロボティクス学科３年　杉原史晃君 場所：　７号館２１０室 デモ時間：　１１時４０分～１２時００分 （注意：実演・全体説明はこの時間だけです）
12:30-13:20	昼休み
13:20-15:20	テーマ３：思い通りにロボットを操るには －受験生からのリクエストテーマ－ 担当：河合 宏之　先生 場所：　７号館２０２室 備考：前回のオープンキャンパスでのアンケートの結果，聞いてみたいとの要望が一番多かったロボットを動かすために必要な技術・学問の話です。

Stella Primo開発の歴史



KITオリジナル　ヒューマノイドロボット　Stella Primo (写真提供：夢考房ロボカッププロジェクト）