- オンエア日:
- 2006.11.02
- あらすじ:
- 大学院建築学専攻 博士前期課程2年 足立 奈美依さん。
世界的に評価の高い写真家とKIT建築系の学生たちによるコラボレーション写真展が実現し、今、KITのキャンパス内で開催されています。
『もうひとつの現場』と銘打った企画展は、現代美術を作品のみならず作家や創作現場などあるゆる視点から撮影し続けてきた安斎重男氏の写真展を学生たちが自由にプロデュースするという全く新しい試みです。
最初は雲をつかむような状況だった学生たちも安斎氏と対話を重ねながら、彼らが感じる写真家「安斎重男」の世界を3つの見事な空間として創りあげました。
その一つ、大学院2年 足立奈美依さんをリーダーとした『枠』は、世界的な彫刻家であるイサム・ノグチをテーマにした展示エリア。安斎氏の作品を切り取るという大胆な発想で、暗闇の中、学生たちが新たにつくった枠を通して作品を鑑賞するというもの。そしてその枠はファインダーの役割をなし、観る人が安斎氏の写真から何かを感じ想い、またさまざまな角度から好きな作品を見つけられるようになっています。プレオープンの日、「学生たちの素材の使い方は、今後の展示のヒントになった」と安斎氏に言わしめたこの企画展。
自由という難しいルールに挑んだ足立さんたちのかけがえのない経験をインタビューとともにご紹介します。