

File.141 池田 典彦

- オンエア日:
- 2006.07.13
- あらすじ:
- 大学院材料設計工学専攻 博士前期課程1年 池田 典彦さん。 炭素繊維強化プラスチック(CFRP)。重さは鉄の5分の1で、はるかに強い強度をもち、船舶や自動車はもちろん、最新鋭旅客機の主翼など主要部分にも使われはじめている注目の素材です。しかし、新しい材料だけに耐久性などすべてが明らかになっているわけではありません。その研究に取り組んでいるのが、KIT大学院1年 池田 典彦さん。彼はCFRPがどのように壊れていくのかをさまざまな手法で調べることで、CFRPが本来持つ強さを追求しています。最適な設計基準と構造の信頼性が解明されれば、さらに広い分野でのCFRPの普及につながり、エネルギー消費量の大幅な改善も期待できるのです。『材料はものづくりの原点!』。より信頼性の高いCFRPをめざして地道に研究を続ける池田さんをご紹介。