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事業報告

5年生を対象にキャリアデザイン講話を実施

2月27日(月)、山田弘文校長が、5年生を対象に「社会に出るに当たって」と題して合同講義室で講話しました。

山田校長は、はじめに「金沢高専で、いろいろと幅広くやったことが、社会に出て役に立った」という卒業生の話を例に、これまで学んだことと経験を踏まえ、自信とプライドを持って社会に踏み出してほしいと呼びかけました。

今年4月、全国で約120万人が社会人となる中で、高専の卒業生の総数は約1万1000人であり、「諸君は、知識と技能を修得した、わずか1%の選ばれた一員」であると指摘。将来の幹部の卵として、自分の役割を自覚するよう促しました。

一方、「新人の好みに合う仕事などない」「仕事とは、命と賃金を引き換えること」「世の中は不自由、不平等が当たり前で、理屈に合わないことばかり」と、現実社会への心構えも説きました。

さらに、人の上に立つための要点、交渉の秘訣、問題に直面した時の対処の仕方などを説明した後、「幸せは自分で招くもの、どうか良い人生を送ってほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

また、同日午後には、金沢工大へ進学する5年生らを対象に、同大在学中の卒業生を招いて交流会を開き、スムーズに編入学するための準備事項を伝えました。

卒業生の一人は、「グループで行う実験が始まったら即友人を作り、連絡先をメモしておくこと。 同級生は、既に交友関係が出来上がっているため、うまくグループを組めないとレポート作成に難儀する」と経験から得た注意点をアドバイス。

学生たちは、予定の1時間を超えて、熱心に質疑応答を繰り返し、進学に備えていました。

2012年3月 2日 13:33

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