前回に引き続き、金沢工業大学教職員向け会報誌「旦月会」に掲載された外崎明進路部長が書かれた記事で「平成22年 進路活動方針」の第6回で「進路指導体制」です。
6.進路指導体制
就職実績は、第一に学生の就職総合能力の養成、第二に学科進路委員会の推進体制の活性化と効率化に負うところ大である。後者については、ここ一両年の厳しい就職環境にあって進路主事、進路アドバイザー体制では対処不全の学科も見受けられる事から、進路主事・アドバイザー以外の工学設計Ⅲ指導教員が、それぞれの役割を明確にし、進路主事を総括者とする全員協力体制が必要である。平成22年度の進路アドバイザー進路担当者研修会を実施し、就職希望学生にかかわるすべての教員が進路アドバイザーを中心として、全員一丸となった協力体制のもと進路指導すべきことを確認する。
◆学科進路委員会(仮称)の就職活動体制の強化
①学部生は、工学設計Ⅲの指導教授が所属する学系または学科の進路委員会が統括・調整し、当該指導教授の研究室を担当する進路アドバイザーが進路指導を担当する。また、工学設計Ⅲの指導教員は研究室所属学生の就職活動状況を常に把握し、その活動を促す。推薦、自由応募、割付、調整などは学系、学科の内規に沿うものとする。
②大学院生の指導は、当該院生が所属する研究室に対応する進路主事、進路アドバイザーが担当する。また、指導教員は研究室所属院生の就職活動状況を常に把握し、その活動を促す。
③大学院生を対象とする進路指導については、学部生を対象とする進路セミナーへの参加を極力義務付けることとして、大学院オリエンテーションで大学院1年生へ周知徹底を図る。1年生の参考書は、国家公務員一種または二種を推奨する。
④対外的に公表する各専攻の進路指導担当者(“採用のための大学案内”に明記する代表者)は、院生の所属専攻に対応する進路アドバイザーとする。
⑤学科間、学系間及び専攻間で推薦応募などの調整が必要とされる場合は、進路主事間で行う。
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