2010年12月の記事
合同企業研究会を開催しました
12月24日(金)、県内外の企業14社を招いて合同企業研究会を金沢高専で開催し、就職・進学活動を目前に控えた4年生全員が参加しました。研究会はキャリアデザイン教育の一環として、進路や将来に対する学生の意識高揚を図る狙いで企画されたものです。
学生は6~9名のグループごとに、40分ずつ4つの企業を訪問し、会社の特徴や製品、技術、採用試験などについて話を聞きました。学生は、企業の人事・採用担当者からじっくり話を聞くことができる貴重な機会であることを認識している様子で、熱心に質問する姿が目立ちました。
【ご参加いただいた企業】
・アルバック
・小島プレス工業(株)
・澁谷工業(株 )
・ 玉田工業(株)
・ダイキン工業(株)
・大和製罐(株)
・東芝エレベータ(株)
・ 西日本旅客鉄道(株)
・ 日本電話施設(株)
・富士通(株)
・ (株)別川製作所
・ムラテックC.C.S(株)
・森永乳業(株)
・ YKK(株)
就職・進学を前にした4年生を激励
12月17日(金)、4年生全員に対して、山田弘文校長が就職・進学への心構えを説きました。
厳しい経済情勢を受けて、大学生の就職難が問題となる中、金沢高専は求人数に恵まれ、高い就職内定率を維持しています。
山田校長は、「仕事は現場にこそあるもの。きれいな仕事をしたい、楽して稼ぎたいなどという甘い考えは持たずに、どんな仕事でも目標を持って取り組むという意識を持って就職活動に臨んでほしい」と、檄(げき)を飛ばしました。
大学等に進学する学生も同様に、甘えを捨てて勉学に励むよう求めました。
また、12月26日(日)に石川県産業展示館で行われる「ふるさと就職フェアいしかわ」について案内し、多くの企業を訪れて見聞を深めるよう促しました。
卒業生・玉田善久氏が講演
11月19日(金)、4年生を対象としたキャリアデザイン講演会を行い、講師として金沢高専卒業生の玉田善久氏を迎えました。
玉田氏は平成7年に機械工学科を卒業し、金沢工大経営工学科へ編入学しました。その後、自動車部品などを製造するタカタへ入社し、ヨーロッパでの海外勤務を経て退社。その後、玉田工業に入社し、現在は取締役営業本部長を務めています。
玉田氏は、剣道に打ち込んだ金沢高専での5年間や、世界で活躍する人材を目指して英語の勉強に励んだこと、アイルランドや東ヨーロッパの国々での生活、仕事について話しました。「当初は英語に自信がなかったが、海外赴任を経験して、英語はただの道具であり、伝わればいいということがわかった。何事も、やってみれば何とかなるもの」という、自らの体験に基づいたメッセージにうなずく学生も多く見られました。
「チャンスがあれば、自ら進んでつかみにいくことが大切」と、玉田氏は金沢高専卒業後の15年間を振り返り、これから就職活動を迎える学生たちに温かいエールを送りました。