2010年10月の記事
10月1日時点で約9割の学生が就職内定
10月1日(金)、多くの企業で来春入社予定の学生を対象とした採用内定式が開かれました。金沢高専の学生も、それぞれの内定企業で式に出席しました。
厳しい経済情勢の中、来春卒業予定の5年生は就職活動で苦戦を強いられてきましたが、10月1日時点で約9割の学生が内定を勝ち取っています。就職を希望するすべての学生が内定を獲得できるよう、金沢高専では全力で学生を支援していく予定です。
また、37名が金沢工大3年次への進学を決めるなど、進学の方も順調に進んでいます。昨年に引き続き、今年も国際コミュニケーション情報工学科の学生1名がアメリカの大学へ進学に向けて準備中です。
大学等理工系教員&モノづくり企業懇談会に参加しました
9月29日(水)、石川県地場産業振興センターで行われた「大学等理工系教員&モノづくり企業懇談会」に金沢高専の教職員11名が参加しました。
同懇談会は、石川県の中小企業や起業を支援する県産業創出支援機構が県内産業の振興を目指して開催したもので、県内の製造業など22社と、理工系大学、高専などの教員が、技術指導や共同研究、学生の就職などについて話し合いました。
参加した教職員は、金沢高専と関わりの深い企業から初めて顔を合わせる企業まで、さまざまな企業と個別に対談し、企業の取り組みや来年度の採用などについて話を聞きました。これまで知らなかった企業の業務内容も知ることができ、学生の就職をサポートする上で有意義な情報を多く得られた懇談会でした。
企業見学を実施しました
9月30日(木)~10月1日(金)の2日間にわたり、文部科学省の事業に認定された教育プログラム「共同と共創によるキャリアデザイン教育」の一環として、全学科の1、2、4年生がクラスごとに1~2カ所ずつ、企業や工場などを見学しました。
愛知県豊田市にあるトヨタ自動車元町工場を見学した機械工学科1・2年生は、クラウンやエスティマなど見慣れた乗用車が次々と組み立てられていく工程を案内され、ロボットと人が協力して正確に作業をこなしていく様子を好奇心にあふれた目で見守りました。また、人が作業をしやすく、工程の流れを止めることがないよう徹底的に工夫されたシステムにも興味を示しました。
実際に人が生き生きと働く現場を見ることは、学生にとって将来を思い描くための大きな刺激となったようでした。
【見学先】
石川県庁舎 (電気関係設備)・ いしかわエコハウス
北陸電力敦賀火力発電所
北陸電力志賀原子力発電所・アリス館志賀
トヨタ自動車元町工場・ トヨタ館
YKK黒部工場
金沢工業大学やつかほリサーチキャンパス
株式会社スギノマシン早月工場