2009年12月アーカイブ

私の研究室の院生,山澤君が物語の始まりへ12月24日に登場しました.トライアルコースをクリアできたのは彼のおかげです.なお,つくばチャレンジに関する出村研究室の取り組みはこのサイトdemura.netで良く分かります.

出村

 

第318回(12/24放送)

   大学院機械工学専攻 博士前期課程1年      山澤 貴史さん

 
 


知能ロボットの研究開発をすすめる出村研究室に所属している山澤 貴史さん。11月、彼は研究室の仲間とともに「つくばチャレンジ」に出場しました。これは、実際に人が生活する街の中で、ロボット自身が考えて、安全かつ確実に動くことを目指して行われているものです。
茨城県のつくば中央公園周辺約1kmをコースとした走行会。年々複雑になるコースに対応するため、山澤さんたちは、GPSやレーザセンサーをはじめ多くのセンサーを備えたロボットで臨みました。初日の140m走行は完走。翌日の本走行に期待が膨らみました・・・。


12月24日の放送では、山澤さんにとって初めての挑戦となったつくばチャレンジの様子をインタビューとともにご紹介。そして彼らの愛らしいロボットにも大注目です。

 
christmas09a.jpg

明日からSI2009に参加するため東京出張です.少し早いですが, Merry Christmas & A Happy New Year!

なお,画像のロボットは学生がつくばチャレンジに使った「けんせいちゃん2号機」にサンタの衣装を着せたものです.

出村

私と佐藤先生が担当している工学専門実験ロボット制御Ⅰ(3年次後学期)で、似顔絵を産業用ロボットに描かせる課題を出しました。予想以上に学生が頑張って良い作品ができたのでここに紹介します。

ロボットが似顔絵を書くことを心配そうに見つめる学生
                    ロボットが似顔絵を書くことを心配そうに見つめる学生

似顔絵の手順は元となる写真をフィルター処理をすることにより輪郭抽出し、そこから代表する点を見つけます。後は、その点をロボット座標系に変換し、ロボットがペンを持ち、その点をなぞるようなプログラムを書けば終わりです。
 

下にある4作品の中、上の2つが作品の出来栄えを評価する投票により人気を分けたもの。下の作品は、うまく書けているだけに少し似ていないのが残念でした。

期待以上の出来栄えに、担当教員としては大満足です。

                                                       出村

ロボットが書いた似顔絵「はやりの漫才師」 この人は強いですね。モンゴル出身

         人気の漫才師                     モンゴル出身

結論を先送りにしているという批判が.. 左の方と新旧対決
          日本の顔                     旧日本の顔

鞴(ふいご)祭り

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12月8日(火)に夢考房の安全祈願祭が開催され,一年間の無事故に感謝しました。

 この安全祈願祭は,鞴(ふいご)祭りに習い毎年12月8日に開催されています.鞴祭とは鍛冶職人が旧暦11月8日に,昔の金属精鉄や加工に不可欠な鞴に感謝し安全を祈願し稲荷神社に詣でる祭りです.

 KITでは,昔機械工学科が実習工場を持ち,そこで安全祈願祭が行われていたそうですが,夢考房の設立に伴い実習工場が廃止され,夢考房がそれを受け継ぐ形で現在に至っています. 

夢考房は学生が自由にモノづくりをできる創造空間として設立されたものです.自由にでき代償として安全が懸念されますが,幸い今年も大きな事故はなく1年間を無事に過ごすことができました.

プロジェクト教育センター長 服部陽一先生によると,「夢考房では一時安全に配慮するあまり使い勝手が悪くなった時期があったそうです.現在では,安全は当たり前のこととして,学生が快適にモノづくりをできるサービスを常に提供できるように心がけている.」とのことでした.

モノを作る施設においては,安全性と利便性の追求は永遠のテーマだと思います.

出村
 

第315回(12/3放送)

   ロボティクス学科3年     永田 実さん

 
 

人が生活する環境の中で、ロボット自身が考えて安全かつ確実に動くことを目的に開かれている「つくばチャレンジ」
3回目の今年は、つくば市内の遊歩道や公園内の約1kmのコースで行われました。
3年連続の参加となった夢考房自律走行車プロジェクトチーム
年々複雑になるコースに対応するため、産学連携で取り組んだレーザレンジセンサを活用するなど、新技術を搭載したロボットで会場に入りました。
しかし、初日のトライアル走行をクリアしたものの、本走行では予期せぬトラブルが彼らを待っていました・・・。


12月3日の放送では、制御担当の永田 実さんの悔しさや次へのステップを誓うコメントとともに、秋空の下、自然環境をコースに開催されたつくばチャレンジの模様をご紹介します。

 

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