2009年6月アーカイブ

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                テクニカルチャレンジに参加したプログラマーの橋本君


technical09.jpg試合ではオレンジ色のボールを使いますが,テクニカルチャレンジでは色々な種類のサッカーボールを使います.黒のボールを使うとは想定外でした.ボールに触れるとポイントを獲得できます.もう少しのところでしたが惜しくも得点は獲得できませんでした.

このテクニカルチャレンジの順位でリーグ分けが決まります.いよいよ,明日から一次予選です.

出村

RoboCup2009: Team Setup

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       RoboCupの会場でロボットのセットアップをする学生達

6月29日,30日は試合に備えて各チームのセットアップです.参加登録に多少手間取ったものの,ロボットの受け取りはスムーズに行き,昼前には荷物梱包の開封,ロボットの組み立てが終わりました.ほぼ予定どおりに準備が進んでいます.

学生達は時差ボケもなく,体調も今のところ異常ありません.チームのブースにインターネットのラインがきているので,試合の様子などをタイムリーにお伝えできそうです.

なお,今後の予定は以下のとおりです.対戦チームが発表になったらこのブログに掲載します.なお,時間は現地時間です.7時間を足すと日本時間になります.

  • 6月30日(火) 12時~18時 テクニカルチャレンジ
  • 7月1日(水)   9時~18時 一次予選
  • 7月2日(木)   9時~18時 一次予選
  • 7月3日(金)   9時~18時 一次,二次予選
  • 7月4日(土)   9時~15時 二次予選
              15時~19時 三次予選
  • 7月5日(日)  10時~12時 準決勝
              13時      三位決定戦
              14時30分   決勝

出村





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RoboCup2009の会場となるstadthalle grazを下見しました.今日は会場設営で,各チームのセットアップは明日6月29日にからになります.

下見後はあいにくの雨天の中,世界遺産にもなっているグラーツ旧市街地を散策しました.私の一番のお勧めは州立武器博物館です.ここはかつてトルコの侵略に備えオーストリアで最も重要な武器庫だったこともあり,甲冑や鉄砲,大砲など3万点余りの展示品がある中世武器の世界最多の博物館です.写真撮影が禁止なので,写真を掲載することができず残念です.

ヨーロッパの甲冑は一見外骨格式のロボットにも見えます.そのため,ヒューマノイドロボットのエクステリアデザインに大きく影響を与えると考えられます.今回参加した夢考房チームのメンバーにはとても勉強になった一日だったと思われます.

出村

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グラーツ空港に到着し荷物を待つ夢考房ロボカップチーム一行

RoboCup2009に参加するため夢考房ロボカップチーム一行(学生6名,教職員2名)はKITに朝6時10分集合,小松空港を6月27日8時30分に出発し,途中成田,フランクフルトで乗り継ぎ,オーストリアのグラーツに現地時間27日23時に到着しました.

それから荷物を受け取り,深夜のためバスがないのでタクシーに分乗しホテルに全員が到着したのが現地時間28日0時を回ったところでした.オーストリアは夏時間を採用しており,日本との時差は7時間あります.KITに集合してから丸一日以上かかったことになります.

ホテルの客室はインターネットを使えるのでRoboCup2009の様子をこのブログで紹介します.今日は中年の私にはいささか疲れたのでもう寝ます. また,明日このブログでお会いしましょう!

出村


 
Hibikino-musashi VS  WinKIT

夢考房ロボカッププロジェクトは、オーストリアのグラーツで開催される「RoboCup2009 Graz」に向け,6月27日出発します.

車輪型ロボットによる中型ロボットリーグは夢考房チームが3年連続準優勝した2002年から2004年は日本勢が世界をリードしてきましたが,その後,ドイツを中心とした欧州チームの技術レベルが急速に向上し日本チームが苦戦しています.とうとう,昨年はジャパンオープンに優勝した日本チームでもベスト6という厳しい状況です.

今年は中型ロボットリーグには,日本から九州工業大学を中心としたHibikino-Musashiチームと夢考房チームが参加します.夢考房チームは3年ぶりの世界大会参加なので,挑戦者として臆することなく自分達の今までやってきたことに自信を持って試合に臨んでもらいたいと思います.

私は,浅野技師と夢考房ロボカッププロジェクトチームを引率しオーストリアに行きます.試合の様子などをこのブログで積極的に紹介したいと思います.お楽しみに!

出村
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 大会終了後のロボットプロジェクトメンバー              学内 に設営した練習コート上における風景

夢考房ロボットプロジェクトの機巧リーダー西君に準優勝したABU大学ロボコン代表選考会の記事を寄稿してもらいました.7月20日にNHKで大会の放送が予定されています.

なお,夢考房チームは8月22日に開催される世界大会「ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2009東京大会」に日本代表として出場します.応援よろしくお願いします.
 出村 

今年は例年の大学ロボコンのように、得点する順番や製作するロボット数の制限のない、戦略性を必要とされる競技ではなく、すべてのロボットをバランス良く製作・運用する高い技術力とアイデアを求められた。 

ロボット全機が互いに連携しあい、暴走無しに完走することは例年通りの体制では困難であると考えられた。また前年書類選考を落選したことを考えると、従来のアプローチでは大会参加は難しいと考えられた。そのため、例年の開発体制を基本としながら、幾つかは今までと異なる方法でアプローチを行った。提出する選考書類はすべて3次元CADを使用した。また従来では機体に関する仕様や設計はすべて担当者次第であったが、今年は機体の仕様を予め決定し、機構班と制御班と話し合いの機会を多く持たせ、最終的な詳細を担当者に待たせる方針に変更した。そのような変更と、従来とは違うルールのため、例年に比べトラブルの多い年であった。このような背景がありながら、今年参加できたことにより、4年にとっては引退試合、3,2年にとってはデビュー戦という位置付けである本大会において、本番では参加校で唯一、全試合においての動作不良無しの大学として予選を1位で通過、準優勝という記録を残すことが出来た。

 2002年以来の日本が開催国となる世界大会に参加できることも喜ばしいことである。この結果はメンバーの多くが、大会間際まで、ロボット製作の為に数多くの時間を割き、努力した結果であると考えられる。この経験と成果を糧とし、世界大会で悔いの無い結果を残せるよう、大会に臨みたい。

金沢工業大学 工学部ロボティクス学科 4年
夢考房 ロボットプロジェクト 大学ロボコン班 機巧 リーダー
西 陽太 (Nishi Yota)


2009年度は,新任の先生が着任し,新たに佐藤研究室,小暮研究室,土居研究室,光永研究室の4研究室が誕生しました.古くなっていた研究室紹介のページを更新しました.

佐藤先生は防衛省先進技術推進センター所長,小暮先生はATR知識科学研究所長を務められた経験があります.土居先生,光永先生はまだ30代のバリバリの若手研究者です.

KITロボティクス学科は非常にパワーアップしました.

出村

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2008129日から11日までの3日間、メキシコのカンクンで開催されたIEEE Control Systems Society(米国電気電子学会、制御・システム部門)主催の国際会議47th IEEE Conference on Decision and Control(第47制御理論国際会議)で開かれた授賞式において、ロボティクス学科の河合講師が2008 IEEE Transactions on Control Systems
Technology Outstanding Paper Award
2008年制御システム技術論文賞)を受賞した。この賞は上記の論文誌に掲載された過去2年間(20062007)の論文の中で最も優れた論文に与えられるもので、非常に権威ある賞であるとともに、日本人として初めての受賞となる。

受賞論文は、受動性に基づく3次元動的視覚フィードバック制御に関するもので、特にその安定性とL2ゲイン制御性能に関する理論解析とその結果に基づく実験検証をおこなったという、世界の制御理論・制御技術において傑出したものとして評価された。

 

【受賞論文】

Passivity-based Dynamic Visual Feedback Control for Three Dimensional Target Tracking: Stability
and L2-gain Performance Analysis, M. Fujita, H. Kawai and M. W. Spong, IEEE
Transactions on Control Systems Technology, Vol.15, No.1, pp. 40-52, 2007.



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ロボカップジャパンオープンでの記念撮影。中央の白い服が小森谷君

ロボティクス学科4年の小森谷君が石川テレビの「物語の始まりへ」に出演します。
今回夢考房ロボカッププロジェクトが世界大会へ行けるのは、彼の優れたリーダーシップによるものです。

今まで「物語の始まりへ」に出演した学生をまとめたページを作りましたので。ここをクリックしてご覧ください。

なお、参考までに企画部からお送られているメールを転載します。

出村
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■「物語の始まりへ」
■石川テレビ
■6月11日(木) 午後9時54分~
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石川テレビ毎週木曜放送中のKITの学生が主役のテレビ番組
「物語の始まりへ」。毎回、研究やモノづくりなど、さまざまな
活動に一生懸命取り組んでいる学生の姿をご紹介しています。

今回、登場するのは、ロボティクス学科4年 小森谷佑一さん

5月、自律移動型ロボットによるサッカー競技会「ロボカップ
ジャパンオープン2009大阪」が開催され、KIT夢考房ロ
ボカッププロジェクトは、中型ロボットリーグで準優勝を果た
しました。産学連携や大学院生中心のチームが多い中、学部生
主体で出した今回の結果は、メンバーたちにとって大きな自信
につながったようです。しかしその一方で、いくつもの課題も
残されました。シュート本数を増やすためキック装置に工夫を
凝らして臨みましたが、自分たちの思い描いた試合運びができ
なかったのです。
今月末からオーストリアで行われる世界大会に出場が決まった
KITチーム。
6月11日の放送は、ジャパンオープンでの反省を踏まえ、世
界大会に向けて闘志を燃やすKITチームを、中型ロボット班
リーダーの小森谷佑一さんのインタビューでご紹介します。
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odelogo3
KIT ウェブサイトから転載

また、また、ビッグニュースです。

6月7日(日)にNHK大学ロボコンが東京で開催され,夢考房ロボットプロジェクトチーム(チーム名「機巧(からくり)」)が出場し見事準優勝しました。今年は日本で世界大会が開催されるので、優勝、準優勝のチームが世界大会に出場できます。夢考房チームはABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2002東京大会(ベスト4)、ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト2007ハノイ大会(ベスト8)に続き3回目の挑戦です。世界大会が開催される8月22日に期待しましょう。

なお、夢考房ロボットプロジェクトに所属している学生のほとんどはロボティクス学科の学生で、チームリーダはロボティクス学科4年次生の西陽太君です。なお,西君は2年前の世界大会にも出場しており世界大会の難しさを体験しています。

西君から今回のNHK大学ロボコンに関する記事を寄稿してもらえることになりましたので、近くこのブログに掲載します。お楽しみに!

出村
今年も2009年8月16日から23日の間、KITとの提携であるソウル産業大学校で第2回韓国語研修があります。

渡航費、研修費、食費、滞在費の全て込みで何と75000円です。ほんとにお徳です。残念ながら対象はKITの学生のみです。私も学生なら申し込んでいたところです。

なお、ソウル産業大学と提携になった経緯は、日本でいえば三菱総研などに相当するサムスンの研究所が、日本で工科系教育に力を入れている大学として、東北大と KITをピックアップしたことがあるそうです。そこで、ソウル産業大学から提携の申し出があり2007年4月に協力関係に関する覚書を調印しました。それ 以来のお付き合いです。

KITの中でもロボティクス学科はソウル産業大学と緊密な関係にあり、工学設計Ⅲ(卒研相当)発表会も合同で開催したことがあります。ロボティクス学科、機械工学専攻の学生は奮ってご応募ください。

出村

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KIT企画部の情報を転載します.

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NHK金沢
■6月3日(水)
■午後6時10分~
■「デジタル百万石」
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生中継で、夢考房「ロボットプロジェクト」が登場します。
6月7日の「NHK大学ロボコン」直前の様子が紹介されます。
ぜひご覧ください。
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なお,6月7日(日)にNHK大学ロボコンが東京で開催され,夢考房ロボットプロジェクトチームも出場します.夢考房ロボカッププロジェクトチームがロボカップ世界大会へ出場しますので,それに続いてABUロボコン2009への切符を手に入れてもらいたいですね.

出村
先日、このブログでベーダ国際ロボット開発センターについてビッグニュースとして紹介しました。Robot Watchが詳細な紹介記事を掲載していますので、そちらを是非ご覧ください。なお、集合写真には若手のホープ竹井准教授が南戸教授の代理として左端に写っています。

出村

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