2007年10月アーカイブ




2007年10月25日石川テレビで放送された映像のスクリーンショット。場所は金沢北陵高校。

KITロボティクス学科は2007年10月25日に金沢北陵高校で出張オープンキャンパスを実施ました。会場には2年生125名が参加し熱心に講義を聴いていました。

講師は出村教授でKITが1999年から取り組んでいるロボットによるサッカーワールドカップRoboCupについて、ビデオを交えやさしく説明しました。講演の中で、出村教授は教育の効果を上げるためには学生のモチベーションを高めることが重要であること、RoboCupやロボットコンテストで女性も活躍しており女性の感性が必要であることなどを紹介しました。

また、今年度から参加したRoboCup Japan Open ヒューマノイドリーグの試合のビデオを上映したときに、ロボットがよく転倒するので学生達から笑い声が聞こえるなど和やかに講演が終了しました。

なお、この模様は石川テレビで放送されました。



講演では夢考房についての話もあり。


RoboCup Japan Open 07 ヒューマノイドリーグ KIT VS ドイツ ダルムシュタット大。この後、ロボットが転倒。


韓国Robot World 2007でデモをする金沢工業大学夢考房チーム
Robot World 2007の巨大スクリーンに放映される夢考房RoboCupプロジェクトのデモ。ロボットはKITの誇る?キーパーロボット「けんせいちゃん3」

KIT夢考房ロボカッププロジェクトは10月18日(木)から21日(日)まで韓国ソウルのCOEX展示場で開催された韓国最大のロボットイベントRobot World 2007の国際ロボットコンテストにおいてRoboCupヒューマノイドロボットのサッカーデモ展示を実施しました。 デモは20日(土)の14時と16時、21日(日)の13時30分と14時30分に各15分程度実施し、 そのうち1回はCOEXのメインスクリーンに映し出されました。学生達の頑張りによりデモはまずまずの出来だったと思います。

デモを実施した会場はヒューマノイドロボットコンテストと同じ会場だったので、韓国のヒューマノイドロボットを良く見ることができました。 ヒューマノイドロボットコンテストは人間が操縦するヒューマノイドを使い8種類の競技を実施し、合計点数で優勝を争うものです。 優勝チームには韓国大統領からの賞状と300万円相当の賞金が授与されます。 優勝した韓国技術教育大学のチームは9月に開催された第12回ROBO-ONE決勝トーナメントで総合優勝しました。 なんでも、このチームは寝ないでロボットを開発しているほどモチベーションが高いとのことでした。


また、Robot Worldでは産業展示会もあり教育用ロボット玩具から軍事用ロボットまで展示されていました。 そこで最も注目を集めていたのがKAISTが開発した体はASIMOにそっくりで、頭はアインシュタイン博士そっくりのヒューマノイドロボットでした。 見ていてとても不気味な感じがし、ヒューマノイドのエクステリアはどうあるべきかと考えさせられました。

ロボカップサッカーのデモ会場
デモを実施した会場。ここでヒューマノイドロボットコンテストが実施された。



デモの準備をするKIT夢考房RoboCupプロジェクトのメンバー


ヒューマノイドコンテストの風景
ヒューマノイドコンテストの風景。青いジャージを着ているチームが優勝した韓国技術教育大学。2名の女性メンバーも活躍していた。


韓国技術教育大学のロボット
韓国技術教育大学のロボット。運動制御が非常に優れている。

     

KAISTのヒューマノイド。アインシュタイン博士の頭は何とも不気味だ。画像をクリックすると動画を見れます。




特別講演の模様。会場はほぼ満員状態で、熱心に彼らの話に耳を傾けていました。

2007年のオープンキャンパスが終わりました。ロボティクス学科ではNHK大学ロボコン優勝の特別企画として、ABUロボコンに出場しピットクルーとして活躍した宮田、本間、望月君の講演「やったぞ!悲願の初優勝 汗と涙の1年間」を開催し、今までのオープンキャンパスにない盛り上がりで、本当に大盛況のうちに終わりました。講演は鈴木准教授から彼らに対する質問形式で進められ、苦労話や夢考房での活動状況などの話しを披露していました。私が最も印象に残ったことは、望月君が「数学、物理、英語」は大切なのでしっかり勉強するよう高校生にアドバイスしたことと、夢考房という教育システムを彼らも誇りにしていることでした。

講演後は、2階のオープンスペースにて大学ロボコン優勝ロボットの操縦体験があり、NHKのテレビでキャラクタが話題になった赤メガネの按田君が説明してくれました。面白い学生です。

手動ロボットを説明する按田君。
手動ロボットを説明する按田(あんだ)君。

オープンキャンパスでは、特別講演の他に研究室展示があり、私の研究室では夢考房ロボカッププロジェクトと共同開発中のヒューマノイド下半身の展示がありました。11月22日に開催される夢考房プロジェクト発表会までに全身を完成させる予定です。完成するとASIMOクラスのヒューマノイドになります。

来年のRoboCup世界大会ヒューマノイドリーグ・ティーンサイズに向け開発中のロボット。
KIT秋のオープンキャンパス10月14日(日)開催

-NHK大学ロボコン2007優勝特別企画-

講演「やったぞ!悲願の初優勝 汗と涙の1年間」

ABUロボコン2007 記念撮影に望むKIT夢考房チームの選手達ABUロボコン2007での一場面 KIT夢考房チームの選手達
ABUロボコン2007 調整に励むKIT夢考房チームの選手達ABUロボコン2007 金沢工業大学 夢考房ロボットプロジェクト「月讀」チームベスト8・技術賞受賞
ABUロボコン2007での一場面 (ロボティクス学科4年 谷本君写真提供)


2007年のオープンキャンパスも10月14日(日)に開催される KIT秋のオープンキャンパスで最後となります。ロボティクス学科ではNHK大学ロボコン優勝の特別企画として、ABUロボコンに出場しピットクルーとして活躍した宮田、本間、望月君の講演「やったぞ!悲願の初優勝 汗と涙の1年間」を予定しています。大会の裏話などを聞ける絶好のチャンスです。 

また、研究室ロボット見学ツアーでは番竜、ヒューマノイドロボット、筋電義手、腹腔鏡把持ロボット、4脚、6脚ロボット、小型探査ロボットなど学生が 開発中のロボットを展示します。

このウェブサイトだけではなくリアル・KITロボティクス学科を是非体験してください。

なお、当日はJRの金沢駅(西口)、富山駅(北口)、高岡駅(南口)、福井駅(東口)からKITまで無料バスを運行します。


ロボティクス学科

時 間内       容
11:40-12:30模擬講義 「産業を支えるロボット」    講師 藤木講師

産業を支えている産業用ロボットの仕組みや動作の様子などをビデオを使いわかりやすく説明します.
※最初の15分は学科紹介です.
12:30-13:20キャンパスレストランでのランチ(無料)を体験しよう!
13:20-14:10NHK大学ロボコン2007優勝・特別企画

講演 「
やったぞ!悲願の初優勝 汗と涙の1年間

ロボットを陰で支えた学生たちが,夢考房活動の様子と大会での苦労や体験をお話します.学生による発表の後,機械系展示スペースでロボットのデモ・操作体験をする予定です.
14:10-15:00研究室のロボット見学ツアー

このウェブサイトで紹介しているビデオのロボットをリアルに体験するチャンスです.以下の展示を予定しています. 
         
※学科紹介を最初の15分行い,その後,同じフロアの見学ブースへ移動します.

場所はいずれも7号館203教室です。


リンク

オープンキャンパス全体の情報は以下のページをご覧になり,参加ご希望の方は申し込みをお願いします。事前申し込みなしでも当日ご参加頂けますが、無料バスを利用予定の方は以下のページから申し込みをお願いします。

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